愛犬 はなさんとの出会いは5年前になる。それまで、私は動物と一緒に暮らしたことはなかったので、初めてづくしの5年間だった。毎日の散歩、いぬ友との出会いなどなど…こんなに一緒に生活するのが楽しいと思わなかった。そして、こんなに犬のことが好きになるとは思わなかった。これまでで一番大きな変化かもしれない。楽しいは今でも毎日更新中だ。
はなさんは、行動の全てがミラクルだ。はなさんは、初めて行くところも前から知っていたかのように歩く。怖がったりは絶対しない。道があるから歩いているというくらいの軽やかさで進んでいき、行く先々で優しい人と優しいお友だちにであう。北海道から東京に転居してきたときも、全く知らない土地に来たはずなのに、その軽やかさでどんどん歩き、すぐにお友だちができあっという間に土地に馴染んでしまった。
はなさんは自由だ。自分の行きたい道を選び、自分の気持ちに正直に動く。こちらが疲れて帰ろう、と言ったら、私の顔をじーっとみた後、家と反対方向を歩く。駆け引きしながらの散歩は毎日スリリングだ。
はなさんとの生活で気付いたことがある。それは、ありのままの姿がかわいいということ、と、この世界は思ったとおりに展開されていくということ。
自分の気持ちに正直なところが時にわがままに見えても、それは、はなさんが心から望んで動いていることだから、困るときはあるけれど、その姿が可愛いのだ。
はなさんはこの世の中は優しい世界、であることを信じて疑っていないから、本当にそういう世界が広がっている。はなさんの行動は、人生の師から教わることをそのまま体現しているようで、
こうやって生きていけばいいんだ、と教えられている。
小さな背中がわたしに見せてくれる景色は本当に大きい。

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