桜が咲いた。年中花が咲いている環境だけど、桜の華やかさは別格だと感じる
桜が咲き始めたある日、夫と買い物にでた。歩いているうちに小腹が減ってきた。夫もそうだという。
コンビニに寄ってカレーパンを買った。すぐ食べたくなり、近くのベンチに座って食べることにした。
ベンチに座ると、目の前に桜の木があった。花が咲き誇っている。
手に持っていたカレーパンを口にするとおいしい。
桜の下でのカレーパン、なんて色気もないし、季節感もないけれど、心が満たされ幸せな気持ちだった。
小腹がすいたから何か食べたい、という小さな望みを叶えるだけで、こんなに幸せなのかと思った。
今まではこんな時間だから夕ご飯まで我慢、など自分に制限をつけていた。返ってそれが心を窮屈にしていたけどその窮屈さを捨てていって、自分の心の声を大切にしていったら、目の前に広がる桜の花のように世界はどんどん美しくなるにちがいない。私の世界は私が創り出しているのだから。
来年はどこで、何を食べながら桜をみるのだろう。
また、おいしいカレーパン食べられるかな、と頭に浮かび、そんな自分が可笑しくなった。どんなに世界が変わっても、食いしん坊は変えられそうにない。
桜とカレーパン
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